キャンプ・海外旅行ブログ

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【6泊8日香港マカオ旅行記】費用・旅程・持ち物すべて公開(2025年9月)

100万ドル夜景にカジノ、グルメ、世界遺産…尽きない魅力を持つ香港とマカオ。先日、バックパック一つでこの2都市を巡る6泊8日の旅をしてきました。

しかし、この旅はただの観光旅行では終わらず、旅の後半にハプニング。
強力な台風18号(ラガサ)の直撃を受け、香港では初となるシグナル10発令。
飛行機は36時間欠航。帰国難民になりかけながらも、予定より航空券も割高になったが、なんとか代替便を確保して帰国するという、波乱万丈のサバイバル旅行記

かかった費用から旅程、持ち物まで公開します↓

総費用と内訳

本来の予定では、4泊5日で13万円程度になる予想でした。

但し、台風で延泊になったこと、別の航空券を手配したこと、とあるハプニング費用がかかってしまい、プラス10万程度かかりました。

総費用:約235,000円

【主な内訳】

  • 航空券: 約103,000円(LCC往路+急遽手配した北京経由の復路)

  • 宿泊費: 約59,000円(香港4泊、マカオ2泊 ※延泊分含む)

  • 両替:30,000円(1546香港ドル
  • 食費、交通費、観光等: 約13,000円(オクトパスカードは購入してない)

  • その他ハプニング費: 30,000円(詳細は別記事で公開予定)

バックパック編】最小限の持ち物リスト

今回はバックパック旅。本当に必要なものだけを厳選。

  • 貴重品・ガジェット類

    • パスポート

    • 日本円(54,000円)、香港ドル(500HKD)

    • クレジットカード2枚(VISA/Master)

    • ショルダーバッグ(貴重品管理用)

    • モバイルバッテリー、変換プラグ(BFタイプ)

  • 衣類・日用品

    • 衣類(Tシャツ、パンツ、下着などを洗濯して着回し)

    • スニーカーとサンダル(雨が多い香港ではサンダル必須)

    • 折り畳み傘、レインポンチョ
    • 歯磨きセット、シャンプー&リンス(トラベル用)

    • ポケットティッシュ冷却シート

  • 薬関連

    • 常備薬(バファリン、胃薬、目薬)

    • 応急セット(絆創膏、湿布)

  • 食料・飲料

※食料は、深夜到着時に大活躍。お酒はホテルでの一息用。

【旅程】波乱の6泊8日 全記録(2025年9月19日→26日)

1日目:深夜の香港到着、ネオンの海へ

夜の便で香港へ。空港から市内へ移動し、尖沙咀(チムサーチョイ)のホテルにチェックインしたのは23時頃。
当初は重慶大厦内のホテルを予約していたが、Gが出るかもしれないのとエレベーター待ち時間が長そうだったので、斜め向かいあたりの別マンションのホテルに。

遅い時間となったので、この日は夜のアベニューオブスターズだけ見に行っておとなしく就寝。

2日目:香港ディープスポット巡り&マカオ

朝からフルスロットル!朝の7時台にパワースポット黄大仙で旅の安全を祈願し、かつての魔窟九龍城砦の歴史に触れ、重慶大厦で両替(20,000円分)。午後はジャッキー・チェン主演映画『ポリス・ストーリー』のロケ地(ウイングオン・プラザ)でテンションを上げ、予約していた16時半のターボジェットフェリーでマカオへ。
ちなみに、マカオは片道無料キャンペーンを利用↓

マカオホテルにチェックイン後、グランドリスボアでカジノ。

スロットを楽しんで、結果は600香港ドル(日本円で11,500円程度)の勝ちで終了。

3日目:マカオ世界遺産巡りとカジノ

午前中はセナド広場を中心に徒歩で世界遺産巡り(約10箇所程度)。
午後はリスボアとウィン系列の無料シャトルバスを駆使してコタイ地区の巨大IR群へ

コタイ地区はラスベガスみたいな雰囲気で見てるだけで十分楽しめた。雨の時はこっちで過ごすのが良さそう。

歴史地区に戻り、カジノ巡り。

4日目:カジノからの香港!夜景を総なめ

朝からカジノで軽く遊び、フェリーで香港へとんぼ返り。

午後は超密集住宅モンスターマンション、映画『トランスフォーマー』のロケ地としても有名で、その異様な迫力は圧巻。

夜はバスでビクトリアピークへ。100万ドルの夜景に感動した後は、アベニューオブスターズを散策し、香港の夜を満喫。

(その後21時過ぎ、航空券をとったTrip.comから電話があり、明日の便が欠航になるという知らせ)

5日目:【転機】欠航決定と深圳日帰り

本来の帰国日。しかし「台風18号(ラガサ)接近」の不吉なニュース。

帰りは香港駅からエアポートエクスプレスで空港に行くので、急遽、上環(ションワン)のホテルを2泊で予約してチェックイン。

予期せぬ1日を無駄にはしない!と気を取り直し、まだ天候は良かったので、MTRで国境を越え、中国・深圳へ日帰り観光。(但し、台風の影響により、ほぼ店はしまっていて、人も少なく、帰りには予期せぬハプニング)

6日目:【ホテル籠城】台風18号(ラガサ)直撃

ついに台風が香港を直撃。街からは人が消え、お店もほとんど臨時休業。

午前中、外は吹雪のような暴風雨が吹き荒れ、ホテルで待機。
ただ食料がなかったのと、現金がなくクレジットカードしか使えない状況だったので、思い切って外に出たところ、やっぱりセブンイレブンさえも休業中で、唯一カード使えて営業していたのはマクドナルド。朝食を調達し早々にホテルへ(まだこの時は台風で吹き飛んだたくさんの物が散乱して危険状態)

夕方近くには、天候も落ち着きセブンイレブンも営業始まっていたので諸々調達完了。

(航空券は2度無料で別日変更を申し込んだが予約取れず、結果キャンセルして割高だったけど別の片道券を購入)

7日目:【脱出】北京経由、帰国への道

朝から香港は何事もなかったように人や車が走り、天気も良好。

とにかく現金がなかったので、エアポートエクスプレスのチケットはベルトラで購入。
11時チェックアウトし、少し早いけど大事をとって空港に。
ほとんどの便が運行していて、空港の天気も穏やかで安心。
20時15発の便で香港を後にしました。

8日目:帰国

北京に深夜到着、次は朝の8時発なのでベンチで就寝。
北京での乗り継ぎを経て、昼の12時半、ついに新千歳空港に到着。

予定外の6泊8日の長い旅、心身ともに疲れ果てていましたが、無事に帰国できた安堵感でいっぱいでした。

まとめ

計画通りにはいかない、それこそが旅の醍醐味だと痛感させられた旅行でした。

台風という自然の脅威の前では、人間は無力だなと。
そんな中、台風とは別にハプニングによって手持ち現金をほぼ全部失い、物を購入するにはクレジットカードしかない状況になって余計に不安な状態に。

そんな中でも冷静になって知恵を絞り、行動し、なんとか道を切り開いた経験は、何物にも代えがたい思い出となりました。

これから香港・マカオへ行く方は、特に台風シーズン(7月~10月)に渡航する際は、万が一の事態も想定して、日程と予算に少しだけ余裕を持たせることをお勧めします。

このハプニング満載の旅行記が、旅の参考になれば幸いです!